オンラインHDF
当院では完全に清浄化されたウルトラピュアな透析液を用いてオンラインHDF、IHDFを行っております。
エンドトキシン等毒素の生体内流入による炎症性サイトカイン
の誘導が無いためアミロイドーシスの進行の予防、貧血ならびに栄養障害の改善、循環動態の安定化、動脈硬化の予防、生命予後の改善などが報告されています。
期待できる効果 | |
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透析導入期より | 皮膚そう痒症の改善 |
足のイライラ・むずむず感の改善 | |
不眠の改善 | |
皮膚色素沈着の抑制 | |
透析中の血圧安定 | |
貧血の改善 | |
長期 | 透析アミロイド症の抑制・関節痛の改善 |
栄養障害の改善 |
運動療法
腎臓リハビリテーションは、透析患者が元気に長生きすることを目指しています。その中でも運動療法は、運動能力や持久力の向上、疾病予防、身体機能や栄養状態、貧血の改善に寄与し、透析患者の生活の質を高めるとされています。また、運動習慣のある患者は死亡率が低いことも報告されています。当院では、透析中に自転車エルゴメーターやチューブを用いた運動を行い、専門的な研修を受けた看護師が運動量や運動時間を管理しています。週3回の透析中に運動を行うことで、1週間の運動量を増やし、非透析日にも運動を習慣化することが期待されています。
分院の西條クリニック鷹番では在宅血液透析・腹膜透析も行っております。
ご希望の方は西條クリニック鷹番までお問い合わせください。
医療体制
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経験豊富なスタッフ
透析専門医、透析看護認定看護師、慢性腎臓病療養指導士、フットケア指導士など経験豊富なスタッフがそろっています。
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心血管合併症対策
循環器専門医が診療に加わり心臓超音波検査、脈波伝播速度検査、心電図、ホルター24時間心電図検査、AEDなどを用い心血管疾患の早期発見、合併症対策を行っています。
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皮膚疾患に対する治療
皮膚科専門医が中心となり褥瘡、潰瘍、皮膚掻痒などに対する治療を行います。
サービス
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無料送迎
ご自分では通院困難な患者様を対象に無料送迎を行っています。送迎エリアは当院からおおよそ4km以内です。車椅子のまま乗降出来る車両を使用しています。
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テレビ
全ベッドにモニターを設置しており、地上デジタル放送と衛星放送の無料視聴が可能です。
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Wi-Fi
Wi-Fiを設置しており無料でご利用いただけます。
無料送迎範囲
・目黒区(全域)
・世田谷区
下馬、野沢、上馬、三軒茶屋、太子堂、若林、三宿、池尻、代沢、梅丘、世田谷、鶴巻、駒沢、新町、桜新町、深沢、奥沢
代田(1〜3丁目)、豪徳寺(2丁目)、中町(2〜5丁目)、等々力(2〜8丁目)、尾山台(3丁目)、玉川田園調布(2丁目)
MESSAGE
患者様に寄り添い
心のこもった医療を提供します
透析療法は生涯続けなければなりません。患者様一人ひとりが何でもお話し頂けるように、親切で心のこもった看護を提供します。アットホームで居心地の良い、患者様もスタッフも笑顔あふれる環境を作り、患者様が望む生活を続けられるように支援していきたいと思います。
院外研修、院内勉強会等を通じ、安全管理、感染対策など知識の向上に努めています。さらに医師、臨床工学技士と連携し安全で安心出来るチーム医療を提供出来る様にも努めています。
臨床工学課
基本理念
- 私たちMEは安全、安心な医療の提供を目標とし、チーム医療に貢献します。
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- 1.安全、安心で信頼される技術を提供します。
- 2.人材の育成、専門性の確立のため、目標をもって全員で取り組みます。
- 3.快適環境をつくるための体制を確保します。
- 4.医療人として責任感をもって行動します。
- ■医療機器安全管理
- 保守管理・修理研修については、メーカーや技士会が行う機械研修やセミナーには年間計画を立てて積極的に参加し、知識と技術の向上に努めております。
- ■透析液の水質管理
- 透析液安全管理者を配置し、透析清浄化ガイドラインに基づき運用・管理を行っております。
現在、基準を満たした透析液を供給しております。
MESSAGE患者様の心を重視する
透析医療を目指しております
透析医療は患者様を中心とした医師、看護師、臨床工学技士などからなるチーム医療であります。臨床工学技士として透析液は正常化基準を満たした安全でクリーンな液を提供します。透析機器は定期的に保守点検を行い、安全で信頼性の高い治療を提供します。通常の透析(HD)の他に、オンライン血液濾過透析(OHDF)、β2ミクログロブリン吸着、LDLアフェレーシス等患者様個々の病態に合わせ選択しております。またハード面だけではなくソフト面でも患者様の心を重視する透析医療を提供できるよう、日々精進していきたいと考えております。
- ■当院の特徴
- 高齢者や低血圧の患者様により良い治療を提供出来るよう、2018年7月に新たに透析用コンソールを導入し、全20台中16台がI-HDF(間歇補充型血液透析濾過)を行えるようになりました。
また、担当医や看護師と適宜相談し、個々の患者様に適した治療方法(O-HDF、I-HDF、HD)やその他の治療条件(ダイアライザ、血流量、補液量等)を決めて安全な透析治療およびQOL(生活の質)、ADL(日常生活活動度)が確保できるように努めております。